つづきもんぞろぞろ感想。

長期連載になると1巻読んだ時ほど新鮮な感動を得ることも少なくなるもんで、なかなか長い感想も書きにくかったりするんですが、やっぱちょいちょい書きたいこともたまってくるものなのです。
という訳でここ1・2か月のつづきもんマンガ感想まとめて書き留め。

ハチワンダイバー」6巻…き、斬野ー!腕ー!今まで普通に(ではないけど)話してたのに、突然「左腕をもがれた」って…義手が机の上にごろんって…それは菅田もおかしな顔になるわ。でも「好きなんだもん!!!!」で危ない橋にも足踏みこんじゃうハチワンが好きさ。そして「将棋学園クエスト」にドン引くハチワンが好きさ。そして「無人島に残された1匹のゾウ」がかわいすぎて好きさ。柴田ヨクサルさんはオマケマンガの「笑って笑って」な感じじゃなくて、本編中の笑っていいのか悪いのかわかんない投げっぱなしギャグが好きさ。
デトロイト・メタル・シティ」5巻…「根岸がクラウザーさんに近づく」話より「人間味あるクラウザーさんの話」の方が好きなんだと、今回の妹結婚話で再確認しました。黒根岸より白クラウザーさん。あと鬼刃のラップ。そして帯の松ケン。
へうげもの」6巻…老成することを知らぬ古田織部の大冒険。まあ確かに縄文式茶室は「わび」ではないよね。ただの奇抜だよね。でもいーじゃん、面白けりゃ。「わび」だけが道じゃないんだし。しかし利休様、「わび」を広めるために天下を牛耳らんとは。美への欲ってのは飽くなきものですね。あと、興福寺の仁王様を笑っちまうのは、我々が「ジョジョ立ち」を「かっこいい!」と言いつつ笑っちまうのとおんなじでしょうね。一笑一笑(このフレーズ好きだ)。
とめはねっ!」3巻…お、なんか面白くなってきたよ。ユカリのぽやーっとしたところが、人のアドバイスを素直に受け入れる素直さという長所になって、どんどん成長していく様が気持ちいい。そして帯の富士鷹先生のコメントがまた気が利いていらっしゃる。「河合克敏は楷書。」まさにまさに。言い得て妙。んー、ほんと、こんなの学生時代にあったら、お習字もっと楽しくなってただろうなあ。しかし。ユカリの恋模様にはまだそんなに興味持てないぞ。ぐじぐじしてないでそっちにも無我夢中になるといいぞユカリ!
青い花」3巻…あーちゃんの元気印とふみちゃんのおちついたビジュアルにごまかされてついつい見過ごしそうになるけど、実はふみちゃん、結構わがままだしおこちゃまだし自分に正直だよなあ。と。そう、しっかりしてそうな人に見えておこちゃまなんですよね。杉本先輩とか。でもそーゆー脆さを併せ持ったところが、かわいい、気がします。女の子ってかわいいなあ。あとあーちゃんのにーちゃんはいい男だと思います。そして「織江さんと日向子さん」がとてもかわいらしい。名前の「さん」呼びって、いいですね。
のだめカンタービレ」20巻…おおもう20巻!のだめの「早く終わらせたがってる」感じ、非常にわかります…。しかし。自分に才能がある、って、認められたら、そうはならない気もするんだけどなあ。わかってないのかなあ、というか今の状態ではそう思えないのかなあ。私に言えるのはただ一言。「黒木くんがんばれ!」

今回はどれも中だるみしないで盛り上げていってる感じがあっていいですね。へうげものなんかは終着点の見えているお話なので安定感があっていいんですが、下手すると迷走しそうなDMCなんかは新刊を買う度「大丈夫かな…」とどきどきします。ま、大きくこけても次にすんごい山が期待できるんだったらいいんですけどね。