何のためにあしたのために日本橋ヨヲコ「少女ファイト」2巻。

それにつけても運動と名の付くものは出来る限り避けて通ってきた人生でした。
ラソンなんかこの世で一番恐ろしい存在ですし、鉄棒も縄跳びも何が面白いんだか全く分からない。
球技はそれなりに楽しくはあるのですがからっきしもよいところで、体育の時間はお楽しみビジュアル要員として生きておりました。
そんな私なので、この巻で学がバレー部に入ったのは驚愕に値する出来事でした。だって周り皆スポーツ推薦の人ばっかりの中にバレーど素人、というか運動ど素人が飛び込んでいくって!私の思考回路からしたらありえないのでした。しかし学はやるのです。しかも理由の殆どが練、という。すごいなあこの子。かっこええなあ。
そして学がバレー始めたことで私にとってはバレー部分も大分読みやすくなってくれました。学と一緒目線でいろいろ知っていけるし。で、ほかのキャラクターについても学目線で見ることが出来てよいです。学は良い観察者ですね。
練がドクンドクンし始めたのできっとこれからもっと面白くなるのだろう。そして他の同級生たちも魅力的だ。伊丹さんの過去など気になる。ナオと厚子も。ルミちゃんは町蔵の存在が気になる。
それにしてもいつもながら日本橋マンガは名言だらけで。「こんなもん経験より目的がはっきりしてる奴が優先だと思うけど」とか「ただ漫然と練習するな、いつでも目的を持ってやれ」とか、いい言葉だ。漫然と生きてる身には耳が痛いですが。