続くならその気構えで臨みますよ遠藤淑子「午後のお茶は妖精の国で」。

なんか軽く1巻完結でいいお話読みたいな、と思ったら遠藤さんのこの本が。ストーリーには間違いないだろうし、「1巻」て書いてないから完結ものだろうし、と思って買ったら!なんと続きものだよ!だまされたよなんてこった。
にしても遠藤さん、絵が変わらないなあ。川原さんは若干変わってるのに(でも前のが好きだけど)。この絵で中世ファンタジー風とかされても…怪物も全然怖くないし…魔法の描写とかもアレだし…遠藤さん好きだからこういうこと言うのは心苦しいんだけど。そういう意味では一番最初の話はお得意の主人と使用人もので安心して読めました。
ま、その他の話もストーリーはあれですよ、いつもの遠藤節だから楽しいんですけどね。いや、むしろこの話はこの絵だから面白くてじんわりできるんですけどね。遠藤さんのマンガ読むと、「絵がうまくなくても面白く読ませるってすごいな」といつも感心します。星野めみさんにも見習っていただきたい。あと、今後の予想ですが、「魔法使いのルグは大人に戻ったら女」パターンの気がします(アヒルの王妃の話みたく)。しかし当たってるかどうかは2巻出るまで分からんのよね。もうっ、続きものは場所をとるからあまり買いたくなかったんだけどなあ。でも買わんと先読めんしなあ。もうー。買わんなしゃないじゃないですか。