吉田紘之さんて誰かと思ったら…志村貴子「放浪息子」6巻。

風邪をひいて全く声が出ないのでマンガとかで生きていくしかない休日。晴れなのに。
しかしこれはなかなか…二鳥くーん!ついに下着にまで手を出しましたかあ。しかも姉の。それはまほ姉もキレるぞ。「おまえはいじわるだ!!」と瀬谷くんに言われてますが、その原因を瀬谷くんに言わないだけ優しいじゃないか。自分だけ悪者になってお気に入りの下着を捨てる気持ちにもなってみろ。かわいい下着に憧れるのはよいが自力で購入してからでよろしく。…って購入するのが難しいのか…あ、高槻くんに代わりに買ってもらえば良いのだ。しかしそこまで踏み切るのはなかなか難しいねえ。好きな子に「あの下着が来たいので僕の代わりに買ってください」と言うんだもんねえ。いや、それにつけてもまほちゃんはいじわるだがええお姉ちゃんだと思う。文化祭の劇でも二鳥くんの気持ち理解してたし。
そうそう、文化祭が上手くいってとりあえず良かったですね。千葉さんは強いなあ。なかなか好きにはなれないけど感心してしまう。そして少し憧れてしまう。マコちゃんと佐々ちゃんは偉いなあ、てか根がええ子やなあ。本人たちは偉いとか欠片も思ってないんだろうけど。
しかしこのマンガ、某書店で「性同一性障害に向き合う少年少女の物語」というPOPがつけられてたのですが、そうだったのか?んー。なんとなく小学校の頃の物語見ていたらそんなんじゃなく、「憧れ」なのかなあ、と思ってたのですが、ここに至って「下着」だの「成長(もしくは性徴)」だののモチーフが出てきたことで、そういうテーマと言われればそんな気もしてきた。千葉さんが突きつける現実は現実なんだけど、文化祭の劇のように上手くいってみんな幸せになれればいいのに…「戸籍上はうまくいく」とかそういう問題じゃないんだよね、分かってるんだけどつい現実を見てしまうのがこんな綺麗で不安定でどろどろした思春期にはもう戻れないところですね。