強がりじゃなく一人でも楽しめましたよ「ボロフェスタ」2日目。

ずっと楽しみにしておりましたボロフェスタ。私が京都に居たころにはまだ存在せず、転居してから存在を知ったものの延々行きそびれていてようやく行けるようになったボロフェスタ
なのに寝坊した私がそもそもは悪いんですけど。
京都駅から京大西部講堂なんてタクで行きゃ20分でしょ、かかっても30分でしょ、と思って、13:50からのかせきさいだぁ=に間に合わせようと12:30京都駅着で行ってタクシーに乗りました。しかし、観光シーズンの京都を舐めておりました。なんじゃこの車の多さ。しかも運転手さん、何をとち狂ったのか、わざわざ混み混みの八坂方面に抜けようとするし。当然簡単に抜けられるわけないし。おかげで40分かかりました。
ダッシュ西部講堂にいったら、「冬へと走り出そう」真っ最中。それはとても嬉しかったのですが、その曲をもってかせきさいだぁパート終了。あとで聞くところによると「さいだぁ=ぶるーす」もやってたというではありませんか。なんてこったい。しかしその後のトーテムロックはしっかり聴きましたよ。ヒックスヴィル木暮さんもいたことだし、ライブ的にはトーテムロックの方が楽しかったに違いない、と自分に言い聞かせます。
終わって外に出たら、野外ステージでcaravanが始まりました。先輩がやたらと「caravanかっこええー」と言ってて、写真見る限りそんなに同意できなかったのですが、どうしてどうして実物見たらなかなかのもので、先輩に一票入れる気になりました。そして音も、午後2時の日差しと青空、秋風に揺れる緑、酒と立ち並ぶ屋台、隣の生協食堂2階から覗いている人々、そういう空気の中で聴くのにぴったりの気持ちよさでした。明日お誕生日だそうでおめでとうございます。
然る後、立て続けに特設ステージでヨーロッパ企画。何するんかね、と思ってたら、しりとりジェスチャーゲームなるものでした。企画自体は好きです。が、私、この人たちが面白いものやるとき自分らで結構笑わはるのがあんまし好きじゃないのです。楽しいのはいいんですがもっと無表情でやってくれたらいいのになあ。といいつつかなり笑ってしまいましたが。こういうのやってみたい。
ここで、トイレに行こうと思ったら混んでおりましたので、外で喫茶店およびそこのトイレに行くことに。トイレだけはもうちょいなんとかならんかなあ。メンズと共用ってのも気まずいのだ。学生クラブ棟だからしゃあないんだけど。
帰ってきて、カジヒデキくんでも見に行こうかな、と思ってたのですが、特設ステージで始まった夢中夢のステージから目が離せなくなってしまい、ついに最後まで特設ステージを見続けてしまいました。
だって、ボーカルはめっちゃかわいいゴス服のめっちゃきれいな声だすめっちゃかわいい女の子なのにベロ芸するし、曲はハードロックだし、ドラムは京大の工学部の人がそのままやってきたような風体だし、バイオリンの人は大分飲んでいるらしくやたらファンキーな音だし、ギターの人は「ファンタジー!」と叫びまくっているし。すごいわ。音楽もハードなんだかそれこそファンタジーなんだか不思議なんだけどなんかかっこいいわ。
そしてゲストの赤犬ロビンさんが…。上半身裸に石仮面に刀という野爆のコントのような格好で現われ、石仮面の下はKISSなメイクで、砂利を口に含んでは客に向かって吹き付けたりと、まさにジャック・イル・ダーク!同時間に西部講堂内でカジヒデキくんがライブやっていること含め、リアルDMC。貴重な空間でした。
初めて見た人達が凄かったことに度肝抜かれながら、次は騒音寺。以前一回ライブ行ってかなり好きになったのですが、やっぱ今日もかっこええっす。エロかっこええっす。男臭っす。あのチャック上げ下げしてみたい。もう物凄い踊りまくってしまいました。やあ楽しい。後悔は、ビール飲みながら見てしまった事。一気飲みが出来ないもんだから、何時までもコップ持ったままで踊らなくてはならず、隣の人にかからないか心配でした。またライブ行きたいな。
寒くなってきたのでフリマで400円のジャージを購入。おもいっきり普通のスポーツジャージでさらに大分着古されていましたが、寒いよりよろしい。そして豚汁を食べながらはじめにきよしをのんびり見る。
ほいでもってロボピッチャー。この前ライブで聴いていいなあと思い、CD屋さんハシゴしてアルバム見つけて予習してきたのでした。リハ前に、加藤さんがどなたかに「頑張れよ」と言われ、「頑張ります、ロックで!」と叫んで走っていかはったのをみてちょっとキュンときました。で、ステージですが、ロックでした。前聞いた時よりさらにかっこいいな、というかライブで曲ががんがん染みてくるな、と思いました。これは私が予習して臨んだのもあるのでしょうが、なんつーか、このイベントでやってるから、ていうのもあるのかしら、なんて、せっかく買ったジャージを脱ぐほどに踊りながら感動してました。で、また「良かったらCD即購入!」と言われて、最後の曲が入ったCDをすぐに買っちまいました。
そしてトリの小島麻由美さん。バンドの音がやたらかっこええ、と思ったら、ASA-CHANGだのDr.kyOnだの、超豪華メンバーじゃないですか。そらかっこええわ。で、最初はPAの関係か、そのバンドの音に小島さんの声が負けてる感じがしたんですが、すぐに小島節を堪能させていただくことができました、「ろくでなし」、かっこええー。
終わって西部講堂でたら、ロボピッチャーの加藤さんと伊藤さんがCD手売りしてはるじゃないですか。えーーー。だったらその時に買ったのにー。いや、別にサインして欲しい、とかそういう色気じゃなく、直接「イベント自体も演奏もほんとよかったです!」て伝えられる折角の機会だったのにさあ。すぐに買えっていうからさあ。売り切れるかと思って買っちゃったじゃーん。うーーーん残念。しゃあないのでここで一人で良かったを叫んでおこう。

何が良かったって、本当に「お祭り」なんですね。無理しなくても、見渡せる範囲内で常に何か行われていて、見たいなと思ったらすぐ見にいける。でっかい夏フェスみたいな必死感が皆無。スタッフもガチガチではないのにきっちり運営されている。で、出演者の人たちもその辺をふらりふらりと歩いて普通にいろんなライブ楽しんではるし、私なんかただ見ているだけなのに、まるで祭りの一部のような気分にさせてもらえる。そいでもって音はみんな素敵。ほんと理想的なイベントだと思いました。ひとりでも長丁場なのにものすご楽しめた。ほんとだったら他に一人で来てる女の子とかナンパしてお喋りできたら最高だったんだけどね。こういう規模でこれだけのイベントやるの、ほんと大変だと思いますが、来年も是非、ほんとに是非、やってください。