面白かっただけに遅刻した部分が気になる「ウォッチメン」。
今日は映画の日だから早く会社上がってウォッチメン見にいくぞ!と意気込んでたのに5分遅刻。私の馬鹿!いや、むしろ請求書をいつになっても出してくれないあの会社の馬鹿!くれって言ってから半月たってるっつーの!こっちは年度末決算なんだよ!
と関係ない怒りはさておき。最初の殺人シーンは全くみられず、ぎりぎりオープニングから見始めたのですが、おもしろかったです。長さを全然感じさせない。映像の見せ方はすごくかっこいいんだけど、それだけじゃなくて善悪で割り切れない後味の苦さもあって。
感想をネタばれ込みで。
とりあえず、原作が読みたい。いや、映画も面白いんだけど、じっくり世界観を読み込んでみたい。HPで解説読むまで、血の跡が時計の針につながってるとか全然意識してなかったし。一瞬だけ映ったものが何だったのか理解できないうちに次の画面に切り替わったりしたとこもあるので、少々高いけど本は買うべき、なのかなあ。そもそも「ニクソンの時代が続いている」という設定が何を表しているのか、てところから勉強が必要な気がする。
ヒーロー、ってなんなんでしょうね。「正義のヒーロー」らしく法律に従ってヒーローをやめてたダニエル、暴力だろうが破壊だろうが手段を選ばず妥協を許さず目的を達成しようとするロールシャッハ、最悪の事態を避けるためには犠牲もやむをえずとするヴェイト、人の生き死にを超越したところで達観してるようで根っこに人間臭さを残してしまってるジョン。それぞれ信じるところが違うのに「ヒーロー」とひとくくりにされているのか。
一応主人公がロールシャッハだから(そうだよね?)、てのもあるかもしれないが、顔もいでたちもやってることもどうみても悪役なのに一番かっこよくみえました。逆にいいこちゃんなダンは、ああもう、しっかりしろよ…と思うところも多く。こんな奴に横取りされたとなっちゃあジョンさんが悲しいじゃないか。悟ったようなこと言ってても、あんな写真持って歩いてるんだよ。しかしあの写真持って歩いてるってのはローリーがちょっとかわいそうな気も…。って、そもそもジョンさんけっこう残念な浮気してるんですね。結局若い子がいいって、そんなことで創造主になれんのかね、あの人。ヴェイトはめちゃくちゃなんだけど、でも完全には嫌えない。良い方法がそれしかない、と思ってるからやってるだけで。ただ、友人の責任にするのはいかがなものだろう、と思いましたが。あそこが己の責任になってたら…って、それだとそれなりにいい奴になっちゃうから面白くないか。
なんにせよ、一般的な善悪関係なく己の美学を貫くのがヒーローなんだな、と。そういう意味で全くぶれないロールシャッハとヴェイトのヒーロー力が高かったように思いました。
帰ってきてから公式サイトの予告編見たんですが「んん、こんなんだっけ?」と狐につままれ気分。編集とか煽り文句ってすごいね。そんなに関係ないシーンをつないでコピーを添えたらあら不思議、別ものの完成、だもんね。まあ、全部見てもまだ世界観とか背景とか分からない部分がある作品だから、短時間でその通り説明するなんかできないんだろうけど。で、その世界観の補充するためにパンフ買おうかと思ったらなぜか3000円近くもするので目ぇむいて帰ってきてしまった。やっぱ原作本買おうかなあ。