佐々木コメディは悪人がいなくて好きです、佐々木倫子「チャンネルはそのまま!」。

感想書いてないマンガが溜まってきてて、何をいつ読んだのかも忘れつつあるのでもう適当にさらっとさらっと。

HEAVEN?」はあまり読んでないし「月舘の殺人」はいちおうミステリー仕立てだったので、個人的にかなり久しぶりの佐々木先生の純粋コメディマンガ。そして相変わらずの佐々木節、「猿?」で笑ってしまった。
ほんとにこんな記者がいたら嫌だなあ。いや、まあ傍目で見る分にはいいか。しかし直接一緒にお仕事してる人たち、凄いよ。「巨匠」的な人にこんなことさせたら、普通もうこの先やっていけないはずなのに、心広すぎでしょう、巨匠。そして花枝さんはスーパーすぎるでしょう。こんな神がかった初鳴きなんてありえるのか?というか、デスク、もうちょっとチェックしてあげてください…。何より、「プチプチ」にされてしまった山根くん。フォローしつつ成果を上げるという出来たお人。しかし損な役回りだなあ。というか、新人なのに自分のことだけでいっぱいいっぱいにならないなんて、優秀だなあ。もうデスクに代わって上司になっちゃえばいいのに。
にしても、このめちゃくちゃをみんなに許させてしまうのが雪丸の才能なのか?もしくは他人の潜在能力引き出す活性剤?しかし今のままだと、ただの「出来ないけど運だけは良いヤツ」になってしまうので、早いとこプロ意識を育てていただきたい。でないと、2年生になってからのお話が続かなくなってしまう。なるべく長く読みたいので、できれば雪丸が1年以内にそれなりに成長することを希望します。
それにしてもこのマンガと「電波の城」が同じ紙面に載っているスピリッツは凄い雑誌だな。どっちもある意味ほんとなんだろうけど。
そして巻末マンガに歳月の流れを感じる…「林檎でダイエット」時代のもの読み返したくなってきた。