犬派もめろめろ「きょうの猫村さん」2巻。

猫はねえ。物置の二階に行ったら目が光ってたとか犬の散歩で猫屋敷の前を行くのがこわかったとか犬の餌を猫に食われたとかそもそも懐かれたためしがないとかいろいろあってそんなに好きではないのだ。
しかし、猫村さんはそんなお品のない猫どもとは違ってよ。Neco印エプロンを縦結びにしてきょうもネコムライスを作るのよ。ああ素敵。
本屋に行ったら2巻が出ていたので、今まで立ち読みで我慢していた1巻ともども買ってしまいました。あらん、わんこの名前はステテコ!かわいいじゃないの!でもステテコはしゃべらないのね。デズニーワールドにおけるプルート、アンパンワールドにおけるチーズの如く、犬は犬なのね…。犬派としては少々不満だわ。でも縦結びがかわいすぎるから許す。
2巻は男と女の機微が結構でてきますね。恋愛サークルのスケ子さん。すごいお名前も気になりますが恋愛サークルの顧問をしている先生の研究内容も気になります。今川君の研究内容から推して知るべしなのかしら。しかし、最後の奥様、切ないなあ。愛人がいることよりも「研究対象」と言われるほうが応えるよなあ。猫村さんパワーで仲直りできるのか?そして仲居探偵。ぼたんさんのポーズがいちいち素敵。若旦那とのやりとりに一喜一憂する村田家政婦の皆さんも素敵。
それから尾仁子さんと麦中生とのやりあいもイカス。「お茶目なヒヨッコ」「キュートなアクション」「達者なリップ」…。今度使ってみよう。ヤンキーの癖に猫と同じ集会所な事を気にする強もかわいい。
でも猫村さんから見たらスケ子さんも奥様もおばあさんも尾仁子さんもだんな様も皆良い人なのに、上手くいかないものなのねえ。人間って難しいなあ。猫も簡単ではなさそうですが、尺度が少々違うのでなんだか対峙する人の毒気が抜けるんですかねえ。それよりなによりネコムライスにもたっぷり入れる猫村さんの愛情があるから、みんな猫村さんの前ではいい人になれるのでしょうね。ああ愛情たっぷりネコムライス食べたい。でも食べられないのでしゃあなしに晩御飯はオムライスで我慢しておきました。