美人は丸坊主でも美人「Vフォー・ヴェンデッタ」。

マトリックスは3部ともなるともう「うわー、スミス増えすぎー」という印象以外何にも覚えていないので、これも見る前は「ちょっと前だったらVフォーとかいってHGが宣伝に出てきそうなタイトルだな」ぐらいのイメージしかないひどい客だったのですが、見終わってこの宣伝隊長がHGでなくて良かったと思いました。
あまり映画を積極的に見ないのは、見てる途中で疲れてきたら時計を見てしまい「うわ、あと1時間もあるのかい」と思ってげんなりしてしまうからというのがあるのですが、これは途中で時計見えても「あれ、もうそんなにたってたの?」と思わせてくれるぐらい夢中にさせてくれました。
まず最初の裁判所爆破シーンからぞくぞくしました。音楽の使い方の上手さといい映像の美しさといい。V、アクション格好良すぎ(さすがスミス)、仮面なのに表情出過ぎ。イヴィー、ってかナタリー・ポートマン、もう、知的演技派美人女優ー!三分刈があんなに様になる女優ってそういないと思う。
そして「テロの是非」とかそういうことは別にここでは大切なテーマではなく、個人の強い意志こそが歴史を変えるということをこの映画では言いたいのよ、というのがイヴィーの拷問シーンで言いたかったのかと。
まあ、イヴィーとVが別れてから一気に11月5日になったのは、もっとなんかあっても良いのではとも思いましたが。「あれ、イヴィーも戦うために出て行ったんでなかったの?何してたの?厳窟王見てただけ?」という疑問。
それを差し引いてもラストまで大変興奮しながら見させて頂きましたが、ゴードンさんの扱いの悪さばっかりは納得できませんでした。あんなに素敵マンなんだから、もうちょっと日の目を見させてやってくれー。ラストで「エドモン・ダンテス」の次ぐらいに名前呼んでやってくれー。それがだめならせめてパンフレットに人物紹介だけでもしてくれー。